エアロゾル 観戦。 新型コロナウイルスのエアロゾル感染、厚労省「証拠なし」:日経ビジネス電子版

結局のところ、新型コロナウイルス感染症は空気感染するのか?(坂本史衣)

エアロゾル 観戦

中国の公式保健部は土曜日(2月8日)に、新しいコロナウイルスが空中を伝染する可能性があることを確認しました。 上海で開催された記者会見で、健康および伝染病予防の専門家は、直接感染および接触感染に加えて、新しいクラウン肺炎の感染経路には「エアロゾル感染」も含まれることを確認しました。 エアロゾルは、気体媒体に分散または懸濁した固体または液体の小粒子によって形成されるコロイド分散系です。 簡単に言えば、エアロゾルは、空気中に安定して分散および浮遊している小さな液体または固体粒子であり、肉眼では見ることができません。 いわゆる「エアロゾル伝播」とは、液滴が空気中で混合されて「エアロゾル」を形成し、吸入後に感染を引き起こすことを意味します。 以前は、2月5日に、国家保健医療委員会のWebサイトが「新しいコロナウイルス感染肺炎の診断と治療(第5版)」を公開しました。 未定」。 3日間の間隔の後、エアロゾルの伝播経路は中国の公式の保健局によって確認されました。 エアロゾルと液滴の伝送の違いは、伝送距離です。 飛沫と接触感染は近距離で発生しますが、エアロゾルは長距離を移動するため、非接触感染のリスクが高まります。 スポンサーリンク エアロゾルとは何? エアロゾルとは、微粒子が空気中に分散して漂っている状態のことで、一般的には微粒子自体を指す語としても使われ、よく知られているPM2. 5も、空気中に分散している直径2. なお、PM2. 5というと人為的な大気汚染物質のイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではなく、植物などを発生源とする粒子も含まれるとされています。 また、単一の組成とは限らず、例えば自動車の排ガスには液体(油)と固体(すす)の交じったものも含まれていたりと種類も様々。 春先に中国大陸から飛来する黄砂や、吸い込むと健康被害を引き起こすアスベスト、スギ花粉などはおおむねPM2. 5より大きいですが、やはりエアロゾルの一種とされています。 1mm)までとされていますが、その中でも、PM2. ある地点で発生した汚染物質が、思わぬ広範囲で影響を与えることもあるとされています。 スポンサーリンク 予防対策はどうしたらよいか? 予防対策としていくつかの方法が挙げられています。 ・必要がない場合、人が多い場所に出るのをできるだけ避ける。 ・室内の空気循環を維持するために換気を行う。 ・毎日の家庭用消毒をする ドアハンドル、テーブル、椅子、便座クッションなど、よく利用する部分を75%濃度のエタノール(アルコール消毒)や塩素含有消毒剤で拭くのが有効とされています。 ・個人でできる衛生管理 食事の前後には流水、石鹸、または手指消毒剤で手(とくに指先など)をよく洗うこと。 咳やくしゃみをするときは、口と鼻をティッシュまたは肘の屈曲で覆うなど飛沫が飛ばないようにする。 空気や接触による感染を避ける(家族は、疑わしい症状のある人の分泌物との接触を避け、個人の日用品を共有しない) 食事は個別に分けて、速く食べ、会話を少なくし、食事中のコミュニケーションや、握手、抱擁を避ける。 スポンサーリンク 新型コロナウイルスの特効薬・ワクチンは? 現在のところ、特効薬やワクチンに関してはまだ作成にまでは及んでいないとされています。 しかし、重症化していた患者に、抗HIV薬(に加えてMARSに効果があったインフル薬)を投与したことで、症状が劇的に改善をしたといったニュースも出てきています。 この方法によって効果が認められれば回復に希望が持てますが、薬の供給量の問題もあるため、感染をこれ以上広げない対策が最重要であることは変わりありません。 現在、クルーズ船の隔離政策などを行っていますが、検査を行った対象から日に日に感染の確認がとれています。 濃厚接触に加えてエアロゾル感染による感染があったため、船内で広まり多くの感染者が出ているのではないかと予想されますが、ここでしっかりと対策をしておくことが必要です。 ただ、すでに日本国内には中国からの観光客が大量に入っているのが確認されているため、各地で見えないまま小規模の流行となっている可能性はあるとされているため、手洗いの徹底など、個々人での予防対策は常に気を付けておくべきであると思われます。

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マイクロ飛沫とエアロゾル・空気感染の違いと主要感染経路

エアロゾル 観戦

しらき きみやす:1977年阪大卒。 2013年富山大学医学部学科長,2019年4月から現職。 専門は臨床ウイルス学。 新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補に挙がっている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)を開発 1. コロナウイルスの特徴 コロナウイルスはエンベロープを有するので,エタノールや有機溶媒で容易に感染性がなくなる(不活化できる)。 RNAウイルスの中で最大のゲノム(遺伝子)を有しており,プラス鎖一本鎖のRNAを遺伝子とする。 その長さは約30kb(3万個の塩基)である。 ヒトに感染するコロナウイルスには,「ヒト呼吸器コロナウイルス」(229E,OC43,NL63,HKU-1),2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス」,2012年に発生した「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」,そして今回の「新型コロナウイルス」があり,新型とSARSは,アンジオテンシン変換酵素2をレセプターとして感染する。 ウイルスの遺伝子の安定性を決めるRNA合成酵素に関して,インフルエンザ・C型肝炎・HIVのウイルスは遺伝子変異を起こしやすいが,コロナウイルスはRNAウイルスでは例外的に変異を起こしにくい。 コロナウイルスは校正機能を有する酵素を持つので,変異が起きても,それを除去して正しく遺伝子を複製する。 そのため,C型肝炎やインフルエンザに有効な抗ウイルス薬リバビリンは,RNAに取り込まれても校正酵素で削除されるため,コロナウイルスに有効ではない。 しかし,ウイルスの校正機能をなくすとリバビリンは遺伝子に取り込まれ,変異を誘導し,感染性ウイルスができなくなり(lethal mutagenesis),抗ウイルス活性を示す。 新型コロナウイルスの103株の遺伝子を比較した結果,2万8144番目の塩基の違いによってアミノ酸をセリン(S型)とロイシン(L型)に分けると,L型は中国・武漢で,1月7日以前の分離株の約96%であった。 S型は武漢以外で,1月7日以降の分離株では約38%を占めていた。 そのことから,L型はS型よりaggressiveと報告されている 1)。 両者は,約1万個の特定部位のアミノ酸の1つの違いなので,免疫学的に違うウイルスではなく,2回かかるとは思われないが,ウイルスの病原性や広がりの研究には重要と思われる。 コロナウイルスの増殖 インフルエンザウイルスは,感染して6時間で増殖を終えて,10 8/mL程度の感染性ウイルスを産生する。 SARSコロナウイルスは,6時間程度で増殖し,10 5〜6/mL程度のウイルスを産生する 2)。 したがって,気道上皮細胞からのコロナウイルス放出はインフルエンザの約100分の1程度と推測できる。 ウイルスの感染能力の安定性 飛沫感染は2m離れると感染しないとされている。 オープンエアでは,2mまで到達する前に,種々の大きさのaerosol(エアロゾル,微小な空気中で浮遊できる粒子)は乾燥する。 したがって,コロナウイルスはインフルエンザ同様,エアロゾルが乾燥する距離である2m離れたら感染しないと思われる。 しかし,湿気のある密室では空中に浮遊するエアロゾル中のウイルスは乾燥を免れるため,驚くことに,秒単位から1分ではなく,数分から30分程度,感染性を保持する 4)〜6)。 インフルエンザウイルスの感染能力(ウイルス力価)は,点鼻による鼻腔への感染では,127~320TCID 50で,それに比べてエアロゾルでは0. 6~3TCID 50と約100分の1のウイルス力価で感染する 7)〜10)。 このように,エアロゾルは大きさによって上気道や肺胞の標的細胞に達する。 密室におけるインフルエンザの集団感染例としては,空調が3時間停止した飛行機内で,1名の患者から37名に感染している 12)。 多くの人が密集し呼気のエアロゾルが乾燥しない空間では,感染者がいると感染は避けがたく,多数の感染者が発生する。 点鼻では感受性細胞に到達できるウイルスが限られるが,エアロゾルの噴霧は上気道・下気道の上皮細胞に直接感染するため,100倍以上効率よく感染できると思われる。 一方,物を介する感染(fomite transmission)では,さらに多くのウイルスが必要と思われる。 このように,感染する場所と,感染が「上気道」あるいは「下気道」のどちらから始まるかが,ウイルスの検出部位(鼻咽頭拭い液か喀痰)と検出までの時間や感染病態に影響を与えていると思われる。 また,2009年の新型インフルエンザ流行の際に医学部生の感染機会を調べた研究によると,多くが「カラオケ」であった。 このように,単に密室を避けるのではなく,湿気が多い空間・密室では換気や除湿を心がけ,飛沫が乾燥しやすい環境として,人と人の距離を2m保持することで,感染の回避は可能と思われる。 湿度と気道の乾燥,エアロゾルの乾燥 前項で密室の湿度とウイルスの感染性について記載したが,以下の誤解は避けて頂きたい。 気温5度と30度の湿度50%では,空気中の水分量はそれぞれ,3. 4mg/Lと15. 2mg/Lである。 一方,肺胞は,37度の湿度100%で43. 9mg/Lあるので,1回の呼吸量(500 mL)では,外気を吸って肺胞に至るまでに,冬は鼻腔・気道の水分を約20mg奪い,夏は約14mgを奪う。 つまり,冬は夏に比べ,1回あたり6mgの水分を余分に奪うため,冬は気道が乾燥しやすい。 したがって,マスクの使用は吸気の湿度を保ち,気道粘膜の乾燥を防ぎ,繊毛運動の保持には有用であると思われる。 このように,部屋の加湿は気道には優しいが,呼気や咳・くしゃみにより生じたエアロゾル中のウイルスの乾燥を妨げ,感染性を保持しやすいことになるため,湿度を上げすぎないことに留意するべきであると思う。 COVID-19の感染様式 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染様式は,従来のヒト呼吸器コロナウイルスの感染様式(物を介する感染)とインフルエンザ的感染様式(飛沫感染)が考えられる(図1)。 ヒト呼吸器コロナウイルスの潜伏期間は3日で,鼻汁の多い,ティッシュの山ができるような鼻かぜを生じる。 この感染様式は,くしゃみで感染するというより,ティッシュで鼻をかむ際に鼻を触った手がウイルスで汚染され,その手でドアノブなどの物を触り,そこに付着したウイルスが物を介して別の人の手にうつり,その手を顔面にもっていくことで感染(fomite transmission)が成立する。 物の上でどれぐらい感染性が保持されるかについては,従来3時間程度と言われてきたが,中国SARS対策委員会では,プラスティックなどの表面で3日程度,痰や糞便では5日,尿中で10日としている。 確かに,江戸時代にインドネシアから種痘を持ち込む際に,水溶液等種々を試したところ,瘡蓋のみが感染性を保持して持ち込むことができた。 このように,鼻汁や気道粘膜からの分泌物など粘性のある生体成分に包まれた状態では,表面が乾燥しても内部のウイルスの乾燥は限られ,感染性は安定しているようである。 SARSが香港のホテルで集団発生した事例では,感染者が宿泊した部屋で使用した雑巾で,同じ階の各部屋を掃除したとされる。 その階では,掃除された部屋内に付着していたウイルスで物を介した感染(fomite transmission)が起こり,感染が各国の宿泊者に拡大したとされる。 このようにSARSコロナウイルスでは,間質性肺炎から気道に出たウイルスが咳などにより放出されただけでなく,感染者から出た咳や痰,下痢便など,ウイルス量が多い排泄物が付着した物が,見かけ上乾燥していても感染源となった。 COVID-19も,物を介する感染を防ぐためには,「顔に手をもっていかない(特に鏡の前で無意識に顔面や毛髪を触ることに注意)」「手の消毒や手洗い」が重要と思われる。 ヒトへの実験的ウイルス感染よりわかること ヒトに対するウイルス感染の実験により,「感染後いつ発症するか?」「いつまでウイルス排泄が続くか?」「再感染はいつごろか?」が推測できる。 インフルエンザは,早ければ18時間で発症し,約2日でウイルス量は最高に達し,発熱,頭痛,筋肉痛は,上気道症状より早く回復する。 抗体保有状況により34. 9%が発症する 13)。 ウイルス排出は約1週間続き,人によっては20日観察されている 14)。 感染性ウイルスは主要症状消退後にも認められる。 鼻かぜ(コロナウイルスとライノウイルス)は,感染3日後に発症し,ライノウイルスは3週間,コロナウイルス感染動物では約1カ月程度ウイルスが検出される。 PCR法は分離による感染性ウイルスの検出より,約100~1000倍感度が良いので,主要症状消退後のウイルスの検出は,感染性と相関しない。 そして,PCR法では,回復期には陽性陰性を繰り返し,徐々にウイルスは消えていく。 再感染の時期については,粘膜感染のウイルスは,粘膜の免疫が一度産生されたIgA抗体の消失まで約6カ月続く。 そのため,3カ月までは再感染せず,6カ月ぐらいでは再感染するが発症せず,1年経つと以前と同様に感染し発症するとされる。 潜伏期間の長い麻疹,水痘,風疹などは,子どもの感染で親の抗体価は上昇するが,発症しない。 すなわち,粘膜感染し免疫が誘導され,発症に至る前に免疫で抑え込むためである。 一方,潜伏期間の短い粘膜感染のコロナウイルス,ライノウイルス,RSウイルスなどは,粘膜免疫の誘導前に発症してしまうので,IgA抗体が消えると再感染し,発症することになる。 最近,COVID-19回復後に陰性化したが,1カ月程度の間に,ウイルスがPCR法で検出された例が報道されている。 これは,コロナウイルス感染では不思議な現象ではない。 ウイルスの完全消失までの経過で多くみられ,再感染は合理的に考えにくい。 さらに,COVID-19は,物を介して上気道で感染する場合と,エアロゾルで下気道・肺胞で感染する場合が考えられるが,鼻咽腔での検出が悪く,喀痰で検出できる場合には,下気道でウイルスが感染したと推測できる。 COVID-19の臨床的特徴と治療 COVID-19の臨床的特徴は,インフルエンザのような感冒症状に加えて,致死性の間質性肺炎・肺障害を発症する点にある 15)。 中国CDCは2月11日までに収集した7万2314患者例の中で,確定患者4万4672例(61. 8%)について報告した(表1) 16)。 確定例は80%が軽症で,インフルエンザがイメージされる。 残りは肺炎を合併し,14%が重症,5%が危機的で呼吸管理を必要とする患者で,死亡率は全体の2. 3%と報告され,図2のような年齢的な特徴がある 16)。 特に,SARSと同様に,50歳を超えると発症率・死亡率が上昇し,表1のような基礎疾患があると重症になる。 入院患者の症状を表2に示す。 肺障害の病理像は,SARSやMERSの肺炎に類似しているようである 17)。 間質性肺炎の合併は,発症平均8日後に息苦しさとして報告されている 15)。 また,PCR法による1099人の確定患者を米国胸部学会の市中肺炎のガイドラインに準じて重症,非重症に定義した論文によると,前者は173人,後者は926人で,死亡は15人(1. 4%)だった 18)。 どちらも9割程度が依然入院中とデータは未熟だが,死亡率は重症群で8. 1%,非重症群で0. 1%となっており,COVID-19においても致死性の判断基準となりそうだ。 このガイドラインでは予後不良の因子として,熱は36度未満,呼吸数30回/分以上,血球数では白血球数4000/mL,血小板数10万/mLを下回ることを挙げている 19)20)。 実際,この論文中でも重症と非重症の間では,息切れ(shortness of breath)が37. 6% vs 15. 1%,白血球減少が61. 1% vs 28. 1%,血小板減少(ここでは15万/mL以下)が57. 7% vs 31. 6%と差が目立つ。 一方,重症群で来院時の体温がより高い,ということはなさそうである。 COVID-19の治療において重要であると考えていることは,感染者の3~4%に生じる急性呼吸性窮迫症候群(ARDS)に至る前に,間質性肺炎の発症を早く見つけ,遅れることなく,抗ウイルス薬治療を開始することである。 間質性肺炎症状である「dyspnea,息苦しさ」は発症平均8日〔四分位範囲(中央の50%):5~13日〕後に検出されている。 したがって,3日の発熱は他の感染症でもみられるので,4日以上の発熱が続けばこの感染症が疑われる(人によって平熱の値が異なるため,ここでは発熱の具体的な基準を示さない)。 そして,5~6日に労作性呼吸困難を指標にして肺炎合併の有無をCTで検討し,治療を開始する。 この間にPCR法で確認することが望ましいが,肺炎の臨床診断で治療を開始し,翌日のPCR法による診断の確認も選択肢の1つであると思う。 COVID-19の肺炎の早期発見 COVID-19に感染した場合に備えて,肺炎を早期に発見するためには,毎日検温をして平熱を把握し,発熱のチェックをする。 4日以上持続する発熱は鑑別できる発熱性疾患が限られ,COVID-19のサインと思われる。 発熱後8日で呼吸困難が出る。 発熱後5~6日ごろの病初期では,階段上りや運動など酸素必要量が多い時のみ,息切れを感じる。 この労作性呼吸困難(息切れや呼吸回数の増加)により,肺障害を早期に推測し,治療に結び付けることが重症化を防ぐために重要であると思う。 その際に,画像診断とPCR法で確定できる。 COVID-19の肺炎のCT所見の検討によると,発症後すぐにはすりガラス陰影を呈し,3週間までに徐々に浸潤影を呈するものが多くなるとされており,肺線維化が進行していくことを示唆している 21)22)。 また経過で線維化をきたすグループは予後不良であった 21)。 非可逆的な変化の可能性があり,拡散能・肺活量低下による肺機能低下も危惧される。 COVID-19でも若年者の肺炎は死亡率が低く軽症であると早計せず,後遺症の予防において早期治療が重要である可能性がある。 おわりに 本稿では,COVID-19は鼻咽腔でウイルスが確認されることを踏まえ,ヒト呼吸器コロナウイルスとインフルエンザの感染様式から,COVID-19の感染様式を推測してみた。 ダイヤモンド・プリンセス号では1名の感染者から約700名が感染していることから,上気道の呼気や咳・くしゃみによって感染した場合に,どの程度の距離の接近であったのか?あるいは,物を介する感染(fomite transmission)はどのような状況であったのか?等の詳細な情報 24)があると,今回のような原則的な感染様式の解説ではなく,具体的な予防策が明らかにできるように思われる。 今後さらに,多くの情報が集積されてくると思われるが,現時点(3月上旬)の情報に基づいて,COVID-19の全体像が明らかになりつつある状況の解説を試みた。 参考になれば幸いである。 なお,日本感染症学会ではホームページに があるので参照されたい。 次回は,一部のCOVID-19患者に投与されている抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(商品名:アビガン)について解説する(No. 5005掲載予定)。 【文献】 1) Tang X, et al:National Science Review. 2020 Mar 3. 2) Kindler E, et al:PLoS Pathog. 2017;13 2 :e1006195. 3) Xie X,et al:Indoor Air. 2007;17 3 :211-25. 4) Shiraki K, et al:Aerosol and Air Quality Research. 2017;17 11 :2901-12. 5) Daikoku T,et al:Aerosol and Air Quality Research. 2015;15 4 :1469-84. 6) Yu IT, et al:N Engl J Med. 2004;350 17 :1731-9. 7) Alford RH, et al:Proc Soc Exp Biol Med. 1966;122 3 :800-4. 8) Couch RB, et al:J Infect Dis. 1971;124 5 :473-80. 9) Murphy BR, et al:J Infect Dis. 1973;128 4 :479-87. 10) Couch RB, et al:Annu Rev Microbiol. 1983;37:529-49. 11) Fabian P, et al:PLoS One. 2008;3 7 :e2691. 12) Moser MR, et al:Am J Epidemiol. 1979;110 1 :1-6. 13) Carrat F, et al:Am J Epidemiol. 2008;167 7 :775-85. 14) Memoli MJ, et al:Clin Infect Dis. 2014;58 2 :214-24. 15) Huang C, et al:Lancet. 2020;395 10223 :497-506. 16) The Novel Coronavirus Pneumonia Emergency Response Epidemiology Team:China CDC Weekly. 2020;2 8 :113-22. 17) Xu Z, et al:Lancet Respir Med. 2020 Feb 18. 18) Guan WJ, et al:N Engl J Med. 2020 Feb 28. 19) Metlay JP, et al:Am J Respir Crit Care Med. 2019;200 7 :e45-e67. 20) Mandell LA, et al:Clin Infect Dis. 2007;44 Suppl 2:S27-72. 21) Shi H, et al:Lancet Infect Dis. 2020 Feb 24. 22) Pan F, et al:Radiology. 2020 Feb 13. 23) Ooi GC, et al:Respirology. 2003;8 Suppl:S15-9. niid. html. スクラップ登録済 関連記事・論文.

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エアロゾル感染は空気感染=飛沫核感染と別:飛沫感染と何が違うのか

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ワイドショーでも「エアロゾル感染」の扱い割れる 英BBC中国語版は2020年2月8日、中国・上海市民政局が新型コロナウイルスの感染経路について、衛生防疫専門家の意見として、これまでの飛沫感染、接触感染に加え、新たに「エアロゾル感染」も含まれることを確認したと報道。 中央日報日本語版も9日、同様の発表内容を報じている。 10日にはワイドショーでも取り上げられたが、「エアロゾル感染」の扱いが若干異なる。 たとえば「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は、「(エアロゾル感染は)飛沫が空気中で混ざり合って感染するということで、空気感染ではない」という厚生労働省のコメントを紹介。 ネット上でも「エアロゾル感染と空気感染は違います!」「コロナウイルス、空気感染(エアロゾル感染)確認だとさ」「まぁ空気感染もエアロゾル感染ってことなのか?よくわからん」と錯綜している。 「エアロゾル感染」について、どのように受け止めればいいのか。 関西福祉大学教授で医学博士、また元外務省医務官として海外医療に携わってきた勝田吉彰氏は10日、J-CASTニュースの取材に「『エアロゾル感染』という言葉は、学会などで正式に定義されたものではありません」と話す。 「飛沫感染」と「飛沫核感染」は異なる 「エアロゾルというのはいわば霧状に浮遊する粒子のことです。 私としては『エアロゾルを介した感染』という表現をしています。 一般に『エアロゾル感染』と言われる場合、エアロゾルと一緒に『飛沫』がとんで感染したかもしれないし、『飛沫核』がとんで感染したかもしれない。 どちらの場合でも使えることになります。 『飛沫感染』と『飛沫核感染』の2つの言葉の意味については、ほとんど異論を唱える人がいません。 『飛沫感染』は、『飛沫』つまり痰や咳といった体から分泌されるものによって、核が覆われた状態でウイルスが飛び、感染することです。 感染する距離はせいぜい半径2メートルです。 飛沫感染するウイルスは、覆っている飛沫がなくなり、裸になったら活動できなくなります。 これに対して『飛沫核感染』は、ウイルスを覆っている痰や咳といった飛沫がなくなり、裸になった『飛沫核』でも活動できるウイルスによる感染です。 こちらは慣用的に『空気感染』といわれます」(勝田氏) 上海当局の発表を受けて、新型コロナウイルスの感染予防方法は変わるのか。 勝田氏は「今行われている『飛沫感染』の対策を徹底することでしょう」とし、「あくまで私の推測ですが」と前置きしたうえで次のように見解を示す。 「理由としては、中国国外で(上海当局の発表と)同様の経路による感染が起きていないということがあげられます。 今回の上海当局の発表は、中国の環境下であるから起きている感染なのではないか、というのが私の推測です。 今回の発表からは、2003年SARS流行中に発生した事象を想起させられました。 中国の老朽化した集合住宅でトイレ配管の損傷部からウイルスが漏れ出し、同じ向きの部屋に居住する住民が集団感染する事象が発生し、すわ空気感染かと不安がかきたてられました。 しかし、その後、同様の集団感染は発生していません。 今回も中国の集団住宅で同様事象が発生したのではないか、と考えています」 「不確定な情報が流れ、マスクを奪い合うようなことが起きてはいけません」 逆にネットの一部で言われているような「空気感染」、つまり飛沫核感染の可能性については懐疑的だ。 勝田氏はこう話している。 「『飛沫核感染』するのは、たとえば麻疹(はしか)や結核です。 飛沫核感染がもし疑われるようなことになれば、予防方法も麻疹や結核と同じになります。 それに必要なのは『N95マスク』(編注:密度が高く、より小さな粒子を捕らえられる医療用マスク)です。 しかし、これまで明らかになってきたコロナウイルスの性格上、おそらく空気感染は起こらないものと考えられ、N95マスクまでは不要です。 N95マスクが必要だという誤解が広がらないよう、私たちは情報に注意しなければならないと思います。 不確定な情報が流れ、マスクを奪い合うようなことが起きてはいけません。 まずは手洗い、咳エチケット、アルコール消毒、飛沫がつく手すりなどの頻繁な掃除といった、基本の飛沫感染対策を徹底することが肝要です」 (J-CASTニュース編集部 青木正典).

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